「タネの話」 NON-GMOで30日 13日目

在来のなすって面白くて、姿形が西長東小。中央が丸。
白なすとか青なすとかそのほかいろいろあります。西日本のなすって長いですよね。
鳥取も長かったけど、熊本のなす見たときにはぶっ飛びました。長くて。
遺伝子組み換え食品を食べない一カ月のこと
4月13日(金)
大地を守る会の宅配に「とくたろうさん」という
在来種・固定種の野菜を食べられるセットがある。
わりと人気だ。珍しいものが入るからね。
そろそろ山菜が入ってるかな。
以前産地周りをしていたころ、青森の農家が
食べないトウモロコシを畑に一列だけ作っていた。
「これ何ですか?」と聞くと「トウモロコシ。でも食べないの」と
教えてくれた。
おいしくないから食べないけど、むかーしからタネが伝わっている。
自分が作るのをやめると、この「種」は絶滅することになるから、
食べないけど、種の継続のために栽培してはタネを採ってると言う。
「とくたろうさん」の作物を探していたときだったので、
すばらしい!と思って一度出荷してもらった。
「すごくおいしくない」と皆に言われ、取り扱いは一年限りだった。
彼は今も採り続けているのかな。畑のすみっこに一列だけ、
食べないトウモロコシを次世代のために作っている。
在来種がおいしいものばかりかと言うとそうでもなく、
おいしくなくて淘汰されたものもいくつかある。
またおおむね作りづらい。そして商品性がない。
作っても売れなければ誰も作りたがらないし、
一般市場でブランド化されてない在来種を売ることは難しい。
(ブランド化されたもの=だだちゃ豆・加賀野菜・京野菜など)
というような理由で淘汰されてきたのが在来品種でもある。

なすと同じくとうがらしもいろいろです。うっかりかじると辛いので要注意。
しかし鳥取の長とうってよその地域では全く見ないんですけど、在来品種なのかな。
誰かが食べないと農家は作れないし、もっと言うと、
種を採ることをやめたら、その品種はこの世から失われる。
日本の在来品種って、意外と細いほそーい綱渡りをしているの。
最近見直されてるからそうでもないかもしれないけどね。
だから、食べることはとっても大切。
タネがお店で売られるようになったのは、最近のことだ。
F1品種という一代雑種が作られるようになったのも、
最近のことだ。それまでは農民がタネを採っていた。
タネを採るってのは、翌年の出来を左右するから
皆いいものを選抜した。
時折少しだけ性質が違う風変わりなものを見つけては、
面白いと思うとわざわざそれを植えてみたりした。
これでちょっとだけ性質の違う新しい品種ができる。
それがいい性質なら、みんなにわける。
その積み重ねで現在の豊かな品種が生まれた。
農家ならタネを採るのはあたりまえのことだ。
生きていくのとおなじ、自然な行為だ。
そのあたりまえの行為を「知的所有権」を振りかざして
禁止にさせている会社と国がある。
それがモンサント社。そしてアメリカ。
わたくしがGM作物を食べたくないもうひとつの理由。
種を取るという当たり前の行為を自国の農民に禁じ、
難癖のような訴訟を起こし、栽培されてるGM作物。
おかしくない? わたしはおかしいと思っている。
■本日の宿題
「植物新品種の保護の強化及び活用の促進に関する検討会報告」
をちゃんと読む。何度読んでも難しくてよくわかんない。
■本日のごはん
昼・アボカドサラダのサンドイッチ
夜・ビール、オーガニックナッツ、アボカドサラダ、豆腐塩麹漬
おやつ・白玉ぜんざい
ビールは麦芽とホップのみ、アボカド・成城石井、
その他野菜・白玉粉・小豆等は大地を守る会
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