世界で一番おいしいりんごを食べてる国、日本

こないだ「アンタッチャブル」見てたら、ケビンコスナーのお弁当、紙袋に入ってた。
スヌーピーの漫画「ピーナツ」シリーズのライナスのお弁当も紙袋に入ってた。
んで、ちびりんごが一個入れてある。弁当がピーナツバターサンドとちびりんご。
うーん・・・・おにぎりのある日本人でほんとに良かった。
ブログには景品表示法の適用がないので、
でかいタイトルつけちゃいました。うふ。その2。
日本における果物の位置づけについて考えてみる。
四季があり、水が豊富で、
主食となる炭水化物「米」が栽培できる日本。
現在のように豊かな野菜類はなかったが、
アブラナ科などの食べられる野菜が自生しており、
海や川では魚などのたんぱく質の供給が可能で、
山々では山菜や木の実などを採取し、食べることができた。
平地が少なく耕作が困難だったため大動物は基本的に使役に使われ
食用とは考えられておらず、家族として大切に扱われた。
食べるよりも労働力として使った方が有意義だったからだ。
野生動物を時々食べることはあっても
毎日の食卓に乗ることはない。
人々は米(雑穀類)と野菜、魚・虫などのたんぱく質を食べて生活していた。
この食生活にないものが「甘いもの」である。
日常的に食べることができない「甘味」はごちそうだ。
季節になると色づき、私を食べてと人々を誘惑する
果物は特別な食べものだった。
高温多湿の日本では、渋柿以外は保存できない。
だからこそ、果物は貴重品、旬にしか食べられないもの、
非日常的な食べものなのだ。その記憶はいまでも根深く残っていて、
日本における果物の地位は、今も変わらず「嗜好品」である。
冷涼な気候で野菜類はほとんど栽培できず、できても食べず、
肉を主食として生活してきた欧米の人々の場合、
よその国からやってきた高級なものを除けば、
果物の一部は野菜と同様「必須食品」という位置づけである。
このいい例がりんごだ。

蜜の入るしくみ。光合成によって作られたでんぷんはソルビトールとなり
りんごの果肉に移行し酵素によって果糖等に形を変えます。霜などの低温にあたると
ソルビトールのままで果肉に溜まってしまいます。これが蜜。
蜜入り=霜が降りるまで木につけてた=完熟間際まで木についてたってことで
蜜入りが喜ばれるのですね。しかし昨今では年明けに褐変し苦くなるため、
年内に売り切る等の対策を打たねばならず、どこも大変そうです。
りんごは小玉で青くて食後に丸かじりされることが多い。
りんごは初秋、早めに収穫されて貯蔵され、
翌年くだものが収穫されるまでのビタミン源となる。
欧米ではりんごの糖度は気にしない。
大きさも気にしないし、蜜など入ってたらおおごとである。
蜜が入ると内部が褐変し長期間の貯蔵ができないからだ。
日本のように大玉でまっかになるよう手間暇かけて、
蜜が入ったと喜ぶ国の人はあまりいない。
(そもそもこの栽培方法が確立されたのは戦後だしね)
ってことで、糖度が17度にもなるりんごを食べてる我々は、
世界一おいしいりんごを食べてると言っても過言ではないのだった。
以前アメリカから安いりんごが輸入されるってので、
少しばかり騒ぎになったことがあったが、そのりんご「ガラ」の
あまりのまずさに驚いた記憶がある。
当然だが、売れ行きは良くなかった。
ガラも日本式に作れば、たぶんある程度はおいしくなる。
海外の作り方では日本人は満足できない。
私たちはそういうりんごを当たり前に食べているのだった。
大玉で真っ赤で、糖度が高いことが前提のりんご。
品種も豊かで、酸の強いもの、ほとんど感じられないもの、
花のような香りのもの、スパイスのような香りのもの、
さらに、黄色、緑色、ピンクなどさまざまな色あい。
こんなにりんごが楽しめるのは、おそらく日本だけである。
そういう国に生まれて、当たり前のようにそれを食べてる日本人。
いや、幸せなことなんだよね。
なんて思いながら、初出荷のふじを食べてる今日この頃。
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