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区民農園におけるオスのヒエラルキーについての考察

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Byほんたべ

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毎日スナップエンドウとキヌサヤを食べてしあわせいっぱいですが、
最近スナップエンドウをマヨネーズと味噌のディップで食べると、
スナップエンドウの甘さが味わえてサイコーにおいしいことに気づきました。
もうじき終わりだと思うと悲しいです



わたくし、今年で区民農園歴10年目であります。

途中一年ハズレたことがありますが、それ以降は大神山神社→
農業の神・オオナムチ様
のご加護により毎回当選しております。

ありがとう! 大神山神社(大山)!!!!

さて、契約期間が1年11ヶ月の区民農園は「区民の皆さんが土に触れ、
野菜づくりを楽しむ場として」提供されているものですから、
区民の皆さんは自由に耕作をしています。

わたくしはモミガラなどを大量に入れる「西出式」を実践していますが、
そのほかにもいろいろな方がいます。

周囲ぐるりに緑肥(ソルゴーだったりクローバーだったり)を植えたり、
コンポストを設置したり、コンパニオンプランツを植えたりと、
自然栽培を実践している方も毎回1人か2人はいます。

その他の方々は、まず「家庭菜園の教科書」どおりに石灰を入れ、
ホームセンターで堆肥を買って追肥は化成肥料で栽培って感じです。

どの人もそこそこうまくできますが、大量に虫が発生したり、
病気でダメになったりなんてこともあります。
そして、自然栽培のチャレンジャーはなかなかうまくいかないようです。

なぜなら、自然栽培は土中の炭素分と微生物相が豊富なことが必須ですが、
前作(その区画を借りてた人)は基本的に粗大有機物を投入していません。

区民農園自体「植物残さは入れずに持ち帰れ」と指令しているため、
ますます粗大有機物の供給はできなくなっていくでしょう。

したがって、区民農園で自然栽培はムリなんじゃないかなーと思うのですが、
人それぞれ勝手に楽しめばいいので、その取組を興味深く見つめています。
途中で心が折れてる風になることが多いので、そのあたりも興味深いです。

さて、区民農園にはべらぼうに上手な人が必ず1人か2人います。

彼らは寡黙で多くは語らず、粛々とトンネルやマルチを張り、
上手に支柱を立ててはトマトやナスを山程つくったりしています。
畑も風体もどう見ても素人じゃありませんね的な雰囲気を醸し出しています。

事実「実家が農家だったもんで」みたいな話をちらほら聞くのですが、
「実家が農家」ってだけで露地でトマトを10段取れるなんてスゴいでしょう。
わたくしは毎回彼らの区画を見ては「すげーなー」と感嘆してしまうのです。

彼らはまた、人へのアドバイスも惜しむことなくしてくださいます。

しかしそのアドバイスは常に控えめで、聞かれれば答える的な感じで、
決して押し付けがましくなく、常に「こうやったほうがいいかもね」
程度で、無理強いすることはありません。

「押し付けがましくない」=「信頼を醸成」するのでしょう。
彼らの周りにはいつの間にか取り巻きができます。
そしてその取り巻きの人々が興味深いことをします。

区民農園が始まってしばらくすると毎回起きることなのですが、
一部の男性のなかに、いつの間にか「ヒエラルキー」ができあがります。

頂点に立つのは、必ずいるべらぼうに上手な方ですが、
彼らはとくに頂点に立っている自分の立ち位置は意識していません。
なにしろ寡黙だし、粛々と農業を楽しんでいて、
人のことはそれほど気にしない、というかどうでもいいからです。

このヒエラルキーを作り上げるのは、その下にいる人、
つまり、べらぼうに上手な人の取り巻きの人々です。

取り巻きのおじさま方はべらぼうにうまくはないのですが、
そこそこ上手で、トンネルやマルチもちゃんと張ります。
早め早めの作業が身上なので、まだ小さな苗を植えてしまい、
遅霜や高温でときおり手痛い失敗もします。

そして誰も聞いていないのにその言い訳を語ってくださいます。

トップではないけど自分は次くらいに上手、と思っているのかどうか
彼らはとても「教えたがり」です。

初めて区民農園を借りた風の人を見つけては、あれこれアドバイスしてくれます。
これがウザいと思う人は多い、というかわたくしはウザいのですが、
一部に非常に素直にその教えを受け止める方々がいらっしゃるのです。

そうこうしているうちに、べらぼうにうまい人を頂点にした
区民農園内身分制度的なものができあがります。
その集団の構成員は10名程度で平均年齢は65歳、そして男性です。

65歳といえば、定年退職して悠々自適で趣味の園芸を楽しめる世代。
なのになぜ、会社に所属していたときのような序列をつくってしまうのか。
まるでニホンザルやチンパンジーなどの社会を見るようです。

不思議なのは、下の階層(オオカミで言うところのオメガ)に位置するおじさまたちは
別に嫌がる風もなく、それを楽しんでいるように見受けられることです。

わざわざ「二番目にうまい人」のアドバイスを受けに行き、
こっぴどくダメ出しをされて苦笑いなんかしたりするのです。

ヒイイイイイー(゚∀゚)シンジラレナイ!!


心が広いのか、会社づとめをしていたときもそういう立ち位置だったのか、
彼らはその二番目にうまい人の言う通りに自分の畑を改良したりもします。

先日わたくしが驚愕した会話↓

二番目にうまい人「ブロッコリーなんか虫が来てダメになっちゃうから、
こんな時期に作らないほうがいいんだよ。抜いちゃいなよ。
抜いたらスペースができるから、トマトでもなんでも作れるじゃん」
オメガの人「そうですかねえ」(なぜか敬語)
二番目「そうだよ。早く抜いちゃいな」
オメガ「そうですよねえ」(まだ敬語)

花蕾が出ている虫に食われていないブロッコリーを抜くオメガの人

二番目「ほら!! スペースがあいたでしょ? ここにトマトを植えるといいよ
狭い区画なんだからちゃんと取れるもの作らなくちゃ!」
オメガ「笑い」

隣で聞いていて驚愕のあまり生温かい汗が吹き出てしまったわたくし。
オメガの人がうれしそうだったのでさらに驚愕してしまうわたくし。

ヒイイイイイー(゚∀゚)シンジラレナイ!!

また、このような無茶なアドバイスをする二番目の人のことを「先生」と呼び、
何から何まで相談するおばさまがいますが、彼女はこの集団の構成員ではありません。
不思議なことに、女性はこの集団のなかに入れないのです。

そう言えば、町内会でも男性の間にこういう序列ができていました。
そしてやはり構成員にはなれないけどお追従するおばさまがいました。
もしかしたらヒト、というかオスとは、群れになると序列を決めずにいられないのか、
なんちてわたくしは区民農園内の身分制度を見つつ、最近思うわけです。

上司に気遣ってあくせく働いてやっと退職し、そういうしがらみから解放されたはずなのに、
新しい集団で新たな序列をつくってそこに甘んじなくてはならないなんて
オスとはなんて悲しい動物ではありませんか?

わたくしはオメガ氏が抜き取った、虫食いのないブロッコリーを見て思いました。
女に生まれてほんとに良かった!!!

ちなみに一昨日隣のおじさまに「エンドウがよくできてるねー」と声をかけられたので
えへらと笑って「なんででしょーねー」と言いましたら
「あんまり畑に来てないのにねー。なんでかなー」

むむう。どうリアクションすればいいんだ自分。

とりあえずもう一度「えへら」と笑っておきましたが、
自分の畑と人とを比べてしまうのもオスの悲しさでありましょう。

人と自分を比べないと、生きていくのがとても楽になるのになー。


なんちて、定植で熱中症になりその後すぐ良性発作性頭位めまい症が再発し、
頭グラグラでなんにもできないわたくしは思うのでありました。


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Comments 2

信濃移民  

大変興味深く拝読しました。二番手オヤジは、ゴルフ練習場にも沢山いそうですね。男は幼児の頃から階級社会ですからね。
私は一匹小型犬(狼みたいに強くない)のつもりですが、趣味の草野球チームでは、やっぱり二番手オヤジみたいになってしまいます...

「自然農」の川口さんの所でも、農家出身ではない取り巻き男どもがごちゃごちゃやってしまっていると聞いたことがあります。オス悲しい性です。

2018/05/22 (Tue) 10:50 | EDIT | REPLY |   

ほんたべ  

Re: タイトルなし

信濃移民さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

> 大変興味深く拝読しました。二番手オヤジは、ゴルフ練習場にも沢山いそうですね。男は幼児の頃から階級社会ですからね。

そうらしいですね。
とくに男子校とか大変だとウワサを聞きました。

何かに抜きん出ると問題ないけど、中途半端だと、どこに属すのかみたいな。
女子の場合はそういうのない、というかあったのかもしれませんが、
まったく気づきませんでした。


> 私は一匹小型犬(狼みたいに強くない)のつもりですが、趣味の草野球チームでは、やっぱり二番手オヤジみたいになってしまいます...


小型犬、いいですねー!!
おもしろいから何かのときに使わせてください!!

>
> 「自然農」の川口さんの所でも、農家出身ではない取り巻き男どもがごちゃごちゃやってしまっていると聞いたことがあります。オス悲しい性です。


ひいいーーーーー。取り巻きコワイー。
取り巻くとなんかいいことがあるんでしょうかねー。謎だ。

ちなみに、ブログに書いたオメガ氏、ブロッコリー抜いたあとモロヘイヤの苗を定植していました。

昨日彼がため息をつきながら「ああーうまくいかない」と独り言言ってるのを聞いて、
返事をすべきか、そんなことないですよ!! と慰めるべきか、
どうしたらいいのかわかんないので挙動不審になってしまいました。

結局「えへら」と愛想笑いでごまかしてしまいましたです。

2018/05/22 (Tue) 12:57 | EDIT | REPLY |   

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