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貧血のあなたに贈る大切な話

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Byほんたべ

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貧血といえばレバーです。レバーがキライなのでほうれん草食べましょう、
なんちても思う人が多いのですが、野菜の鉄は吸収効率の悪い非ヘム鉄なので、
ヘム鉄を多く含む食材(馬肉とかカツオとか)を食べましょう。



これから貧血とか血とかの話をします。
血を見るのが嫌いな方は読むのをお控えください。ペコリ。

鉄欠乏性貧血。

鉄欠乏性貧血(以後貧血)の原因は非常に単純です。
内臓のどこか、あるいはその他で出血が続くと貧血になります。

人によっては胃潰瘍や大腸などでちびちびと出血して貧血になる人もいます。
こういう場合は胃カメラや内視鏡で検査をしなくてはなりません。
ガンだったりすると大変です。貧血は重篤な病気の先触れとしてなることもあるのです。

わたくしは高校のときから貧血気味と診断されていましたが、とくに気にしておりませんでした。
なぜならフツーに生きていられたからです。
30代のころ産婦人科で「ヘモグロビン値10くらいなら大したことない」と診断されましたし、
そういうもんかと思って長い間放置しておりました。

実はそうではなかったことを知ったのは50歳になってからです。

45歳のとき、人間ドックで貧血・要再検査の通知が来たときのヘモグロビン値は9.4でした。
早急に検査するべしという指令が来て産婦人科に行きました。
女性の貧血の場合、主に婦人科的原因であることが多いからです。

わたくしの場合は子宮筋腫か月経過多が疑われましたが、
どちらも「40代後半だし。もうじき閉経だし」って感じで、
とくに治療しなくていいとわたくしは考えました。
そう考える女性は非常に多いようです。看護師さんも「そうよねえ」と言いました。

しかしわたくしにはその後7年ほど閉経はやってきませんでした。
また、月経過多は治りませんから、月に一度大量に出血するたびに
貧血はどんどんひどくなっていきました。

しかしヒトには恒常性維持機能というスバラシイ機能が備わっています。
じわじわとヘモグロビン値が下がっていっても日常生活は送れるのです。

当時、六本木の芋洗坂を登ると息切れがしましたが、運動不足だと思っていました。
さらに太ってたので、デブってやーねー、なんてのほほんともしていました。
ここで貧血を治しとけば、白髪がこんなに増えることはなかったかもしれない
なんちて思いますが、後の祭りです。

次の血液検査では、ヘモグロビン値は8.4になっていました。
「ちょっと鉄欠乏気味ですね」と言われたため、なーんだ、ちょっとなのか。
ちょっとならいいやと思って相変わらず放置してしまいました。

わたくしのなかでは、息切れと貧血はこの時点ではまったくつながっていませんでした。
ときおり駅のホームでたちくらみやめまいがしていましたが、
酒の飲みすぎだろうと考えておりました。アホですか、って感じです。

その次に血液検査をした際に、ヘモグロビン値は7.6と順調に下がっていて
ちょっと低いな、と思いました。

あとで聞くと「よく日常生活できますね」というレベルだったそうですが、
自分はまったく気づきませんでした。少しずつ長い時間をかけて貧血になったので、
からだはその状態に慣れており、それなりに動けるのです。これが恒常性維持機能です。

そうしたらそのひとつき後くらいに、夜寝る前に足がむくんで痛いことに気づきました。
むくんだ足はサリーちゃんの足のようでした。かわいいけどわたくしは少々ビビり、
しめつけソックスなどで対応しました。ときおりむくみが出ることは今までもあったからです。

しかしむくみはどんどんひどくなり、日中からむくむようになりました。
なんだなんだなんなんだ。酒の飲み過ぎか?(それしか思い浮かばない)

さて、わたくしにとってラッキーだったのは、ちょうどそのころ鳥取で中学の同窓会があったことです。
何十年ぶりかに会う同級生に、なんとお医者さんがいたのです。
「こんな症状が出てんだけど」と聞いてみると彼は「即刻病院に行け!」と言いました。

「貧血はねー、鉄が不足するだけじゃなくて、心臓に負担がかかるの。
今までむくみが出なかったのは「恒常性」のおかげ。ある程度まではがんばれても、
むくみが出たってことはからだが「もうムリです。ギブアップです」って言ってる状態。

ヘモグロビンが足りないとうすっぺらいペラペラの赤血球しか作れないし
質の悪い赤血球を増産しても酸素はもうずーーーーっと足りないわけ。
心臓は今、足りない酸素を送り出そうとフル稼働してるから心不全のリスクが高くなるわけ。

心不全は大丈夫だろうけど、早く病院に行け。大したことないって言った病院にはもう行くな。
7.6でそんなこと言ってることがおかしいから。
あとね、鉄剤を飲み始めても体内に鉄がじゅうぶん貯まるまでには最低一月かかるから、
副作用でつらくても、ちゃんと継続して飲むように。」

長い間貧血だった人の体内には、ため込んでいる鉄=貯蔵鉄がなくなっているため、
大量に出血するとすぐにまた足りなくなってしまいます。
ヘモグロビン値は上がっても貯蔵鉄がじゅうぶん貯まるまで貧血は治っていません。

鉄剤は胃痛や下痢、腹痛などの副作用がかなりあるため、途中でやめてしまう人が多いのですが、
飲み始めたらひと月は継続しなくてはならないのです。
なんてことは今まで鉄剤を処方してくれたお医者さんは教えてくれませんでした。

どころか「鉄剤って吸収悪いからあんまり効かないかもね」などと言われたこともあります。
理屈を教えてくれれば下痢しても胃が痛くてもちゃんと飲むのに。
医者として怠慢なんじゃないのか!!! と、今になって思います。

くそっ! 二度と行かないぞ!!!

しかしわたくしの場合、鉄剤を飲んでも月経過多はそのままだったため、
閉経まで貧血は治りませんでした。というか、ド貧血の状態が2年ほど継続しました。

大量出血で救急病院に駆け込んだこともありました。看護師さんは青息吐息のわたくしに
聖母マリアのような慈愛にあふれた顔で「生理が終わるまで一・二年の辛抱ですから」と
しみじみとおっしゃったのですが、確かに数年後にはそうなりました。

今はヘモグロビン値は人生初の13であり、太っていても坂道で息切れはいっさいしません。
登山も全然OKです。体内に酸素がじゅうぶんに供給されている状態、チョーすんばらしいのです。

ということで、現時点で貧血と診断されている閉経前の女性のみなさま、
鉄は非常に重要な成分なので、きちんと治療をされることをオススメします。

欠乏すると、頭痛、だるさ、むくみ、めまいなどのほか、白髪も増えます(自社調べ)。
喫茶店で氷をバリボリ食べる異食症が出たり→あれは貧血のせいですよ、食べてませんか?
急激に体重が減ったりします。わたくしの場合フツーに食べてて2kg減りました。
もちろん運動ができないので筋肉量も減ります。骨も弱くなります。骨粗鬆症リスク増大です。

そしておそろしいことに、常時酸素の供給が足りないため、たぶん頭もバカになります。
わたくし、ド貧血だった一時期の記憶がほぼありません。脳に血が行き渡らなかったのでしょう。

ちなみに、貧血にはほうれん草を食べるといいとか言われますが、
野菜の鉄分は吸収効率が悪い非ヘム鉄のため、
吸収率の高いヘム鉄である肉、レバーなどを食べることをおすすめします。

さらに、食事の後に緑茶を飲むと、タンニンの影響で鉄の吸収が妨げられます。
キライなレバーを無理して食べてお茶を飲む、なんてのは最悪なのでご注意ください。

たかが貧血。されど貧血。みなさまの健康が永遠に続きますように。
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