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狩猟免許の更新講習で聞いた興味深いこと

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Byほんたべ

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そう言えば銃所持許可の更新も今年、というか今年度だった。
こっちは誰もリマインダしてくれないので自分でちゃんとやんないと。
つーかもう3年経ったんだなーしみじみ。ライフルまであと7年かーしみじみ。



狩猟免許を取得して3年。今年は更新の年でありました。
更新しないとまたイチから講習を受けて試験を受けなくてはなりませんから、
狩猟免許を持っている人は講習のタイミングを間違ってはいけません。

わたくしは今年の6月に「狩猟免許更新」リマインダしていましたが、
5月の銃検査のとき猟友会の地区長さんが狩猟免許更新の申込みを一括でしてくれました。
猟友会に入っていれば個人でやんなくていい、なんてことをわたくしは知りませんでした。

なんて親切なんだ。ありがとう、地区長さん。

さて、年に数回ある狩猟免許更新の講習を受講後、新しい狩猟免許が交付されます。
狩猟免許の交付の順番は申込順。講習日は写真入りの講習参加票書類と引き換えに、
都の人から直接免状をもらいます。本人確認がぜったいに必要ということでしょう。

地方の参加者が少ないところでは問題ないでしょうが、この日の参加者は140人いました。
交付の順番は申込順ですから、申込みが早ければさっさと免状をもらって帰れます。
最後の方だと延々と待たされるし、ハンターのおじさま、というかじいさまたちは
順番に並ぶとか苦手な人とか多そうだしヤダなと思っていたら、なんと一番に呼ばれました。
地区長さんの申込みがめっちゃ早かったのです。

地区長さんはその後、次回の交付日の把握とか狩猟届提出時に番号忘れるとかの
ポカする人のフォローのためか、全員の狩猟免許をその場でスキャンしてくださいました。

ああ、この人はきっと仕事ができる人に違いない。
できる地区長さん、ほんとにありがとう! 

狩猟免許更新講習は、視力と体力検査以外はとくに試験などはなく
都の人、猟友会のえらい人の話を二時間半ほど粛々と聞くだけです。
どうせつまらない話だろうと思ってましたが、めっちゃ興味深いというかおもしろく、
いろいろ示唆に富む話(わたくしにとって)だったので以下に記録しておきます。

・狩猟免許更新講習用の『狩猟読本』が資料としてすんばらしい

『狩猟読本』は大日本猟友会が発行している狩猟免許取得の試験勉強をするためのツールです。
また、狩猟免許更新講習時の講習の資料でもあります。毎年つくってるのかなと奥付を確認してみたら、
受験時の平成27年(2015年)には新規で作られたようですが、今回は昨年のものを一部改訂し増刷したようです。

狩猟に係る法律は「鳥獣保護管理法」「銃刀法」「火薬法」の3つです。

鳥獣保護法は2015年に鳥獣保護管理法という名前に変更され「管理」という役割が加わりました。
これに伴い、認定事業者制度(猪・鹿の管理事業)がつくられ、にわかにハンターブームが起き、
このあたりからメディアでジビエが取り上げられ始め、本格的なブームになった、という経緯があります。

2015年の読本には「ハンターは森の番人」などというほんわかしたことが書いてありましたが、
今回の読本には「野生動物の管理」という明確な役割が記載されています。
「肩身が狭かったハンターに明確な役割が与えられた」と猟友会の偉い人はうれしそうでした。
「肩身が狭かったんだー」→世間知らずのわたくしののほほんとした感想。

ともあれ『狩猟読本』はこれから狩猟免許を取得しようとする人に役立つ資料なのですが、
前回は全く興味がなかった巻末の資料が、狩猟の世界を網羅したすんばらしいものだと気づきました。
なにがスゴいって、過去の「鳥獣保護法」の変遷が書かれていることです。

以前ネットで検索しまくったのに手元にあったとは!!! 
くそう! なぜ気づかなかったんだ!!

現在爆発的な勢いで増えているニホンジカのメスの狩猟が解禁されたのは、昭和ではなく平成6年(1994年)で、
それまでメスは非狩猟鳥獣(狩猟してはいけない動物)、オスも一頭しか獲ってはいけなかったのです。
そりゃ増えるよね。増えて当然でしょう!!!
ハンターが減ったからというより間違った施策によって増えたんでしょう、鹿。

あと白鳥が非狩猟鳥獣になったのは大正14年でそれまではOKだった、とか。
すげーおもしろい! と狩猟事故のビデオ上映中に読みふけってしまいました。
ちなみに今年からチョウセンイタチのメスが狩猟鳥獣に加わりました。
見たことも聞いたこともない動物ですが、どのへんにいるんだろう。

・東京都の狩猟免許取得者がけっこういるのに猟をしていない

狩猟免許試験の前に行われる講習は、猟友会の主催で年に2回あります。わたくしも参加しました。
毎回500名程度の人が参加し、このほとんどが狩猟免許を取得します。
つーことは年に数百人が狩猟免許を取得しているのです。にも関わらず狩猟をしていない。
(ってのは猟友会のメンバーが増えないってことで判断されているのではないかと推測)

なぜしないのか。それは猟場がないからです。

わたくしはたまたま山形県の知り合いの仲間に加えてもらって狩猟していますが、
東京都、とくに23区内に住んでいるものがどこかで狩猟をしようとするのは
どこかの猟友会に入るか、ハンターの知り合いでもいない限りむずかしいのです。

ちなみに猟友会でもわたくしの地区では個々人が好きなところに狩猟に行くため
みんなで連れ立っていくとかは全くなく普段の交流もほとんどありません。
23区内の猟友会に入っても、地方と違って駆除などはありませんから、
関係はあくまでドライ、っつーことで、新人は自力で行けるところを探す必要があります。

それでも銃を持っていれば銃砲店つながりでお友だちができて猟に連れてってもらえるかもしれませんが、
罠・網については素人が一人でやるのはほぼ無理。地方に行って勝手に罠をかけるのも無理、
網を張るのもほぼ無理、ということで、ペーパーハンターがどんどん増えている状況のようです。

東京で狩猟免許をとっても行くところがない。大きなハンター資源の損失、と言えはしないでしょうか。
なんかそのへん、もったいないなーとしみじみ思ってしまいましたが、
罠免許を持ってるけどくくり罠とか全くやる気がない=資源のムダである
=自分のこと、と、今気づいて肝を冷やしているわたくしです(゚∀゚)

つーことで、わたくしの地区の今年の狩猟届の提出日は明後日9月2日です。
36,800円を握りしめて、仕事のできる地区長さんに提出しに行くつもりです。


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