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マイクロプラスチック濃度とかペットボトルの回収率とかについて調べてみた

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Byほんたべ

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ペットボトル便利っすよねえ。きちんと回収に出したり燃えるゴミに出したり
されてればなんの問題もないのですが、一部ポイ捨てする人々がいるのでしょう。
それが海に出て海洋ゴミになったりマイクロプラスチックになったりしています。


スターバックスが2020年までに全店舗でストローを廃止する、というニュースが
メディアで大きく扱われて以降、にわかにプラスチック問題に光があたっております。

エコババ的にレジ袋とかペットボトルの回収率とかは気になっていましたが、ストローは
全く視野に入っていませんでした。それがなんか役に立つんかな、とほのかな疑問。
マイストローを買う人が増えているというのも、できることを実践するのはすばらしいけど、
それがプラスチックゴミの削減にどれだけ貢献するのか、とエコババ的ほのかな疑問。

そう言えば割り箸問題時、マイ箸が流行っていたけど今どうなっているのか。
マイ箸同様マイストローには「できることやった!」と自己満足にひたれるぶん、
プラスチックゴミというそもそもの問題に対して思考停止状態になってしまうのではないか
なんちて思ったわけです。

つーことでマイクロプラスチックの現状とかペットボトルの回収率とかを調べてみました。

さて、マイクロプラスチックとは、直径5mm以下の微小なプラスチックのごみのことを言い、
一次と二次、二種類のマイクロプラスチックがある、なんてことをわたくしは知りませんでした。
まず、わたくしたちが考えるマイクロプラスチックは「二次マイクロプラスチック」と呼ばれるもの。
ペットボトルなどのプラスチックゴミが砕けて小さくなったもののことです。

そして「一次マイクロプラスチック」と呼ばれるのが化粧品や洗剤などに含まれるマイクロビーズ、
プラスチック原料のレジンペレットなどのことです。

「マイクロビーズ」。聞き慣れない言葉ですが、スクラブ剤入のボディウオッシュや洗顔料、
練り歯磨きなどに入っているのです。洗顔するたび、また歯磨きするたびに
マイクロプラスチックが下水に流れている。驚きではありませんか。

なんてことはすでに企業が対応しており、以下のサイトの27Pに一覧表が書かれています。
http://www.env.go.jp/water/marirne_litter/microbeads.pdf
「平成28年度国内外におけるマイクロビーズの流通実態等に係る調査業務報告書」
平成 29 年 3 月 株式会社 三菱化学テクノリサーチ

花王や資生堂などではマイクロビーズの使用はすでに廃止されているもようです。

海洋汚染の現状_ページ_7
環境省「各海岸における漂着ごみのモニタリング調査①」(平成28年度)PDFより引用
https://www.env.go.jp/press/files/jp/108078.pdf

日本でも回収しリサイクルができるようになったのは容器リサイクル法以降のため
よその国のせいではなく過去に流出したペットボトルが原因になってる可能性もあります。

海洋汚染の現状_ページ_2
同じく環境省上記資料より引用
漂着ペットボトルは国産がメインのようですねえ。ポイ捨てしてる人がいるんだな。

マイクロビーズの使用はオランダ・オーストリアなどすでに規制されている国もありますが、
日本は業界まかせのため、出遅れていると消費者団体や環境団体に非難されています。

国立国会図書館 海洋ごみをめぐる動向調査と情報―ISSUE BRIEF NUMBER927(2016.11.15.
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10213573_po_0927.pdf?contentNo=1 では、
2014年に九州大学と東京海洋大学の研究グループが調査した
日本周辺の海域のマイクロプラスチック汚染は、海水1立方メートルあたり3.7個と、
他海域と比較して際立って高い密度と指摘されています。
日本周辺の東アジア海域は「マイクロプラスチックのホットスポット」と言われているのです。

と、ここまで書いて。では、マイクロプラスチックの問題とはなんでしょう。

マイクロプラスチックは石油製品のため有害な化学物質と結びつきやすい特徴があります。
海中に浮遊しているうちに有害物質と結びつき、その運び屋になってしまいます。
魚や海棲哺乳類などの体にいつのまにか取り込まれ、食物連鎖の輪のなかで生体濃縮され、
最終的にヒトの体内に入り込む可能性があると考えられています。

有害な化学物質とは残留性有機汚染物質(POPs)=ポリ塩化ビフィニル(PCB)・ダイオキシン類などで、
とてもわかりやすい環境省のPOPsの説明を見てみましょう。 ↓ コワイです(゚∀゚)
POPs 残留性有機汚染物質 Persistent Organic Pollutants(環境省)
https://www.env.go.jp/chemi/pops/pamph/pdf/all.pdf

というようなことがあってストロー廃止に繋がっているのでした。

海洋ゴミデータ
5.9 海外の漂流・漂着ゴミの状況および対策に係る調査 より
https://www.env.go.jp/earth/report/h23-04/chpt1-5-7.pdf
ストローはわかるけどマドラーってなんだろう? コーヒーを混ぜるあの小さいやつのこと?
バーでくるくる回すあれのこと? そんなにたくさん消費されてるのか。。。

海洋汚染の現状_ページ_1
字が小さいのでPCで拡大して見てください。右下の日本の漂着ゴミの構成比、
プラスチックゴミ多いです。ストローもここに含まれてるのかどうか詳細は不明。



ストロー廃止は海外の海洋ゴミデータでストローが上位に入っていたから、
という報道を見たので探してみましたが、世界のデータしか見つかりませんでした。
ストロー、マドラーは7位です。ペットボトルは5位。袋は2位

誰が考えても良くないとわかるペットボトル、また袋などは、あまりにも便利なので
廃止にはできない、つーことでわかりやすいストロー廃止に繋がっているのですね。

日本沿岸の海洋ゴミでストローはとくに記載されていませんが、袋や食品トレイ、
ペットボトルが多いようです。海外から流れ着いたものもあります。
日本のペットボトル回収率は高いはずなのになぜ流れ着くのか。

環境省の「4.36 ペットボトルの生産量と回収率の推移」
によると、日本の回収率は平成26年で93.5%でした。
回収されたペットボトルの一部は中国・インドに輸出されていますが、、
最近中国が使用済みペットボトルの輸入を制限しましたから、
日本は今後、主たる輸出先を失いリサイクル率が低くなることが予想されています。

「ペットボトルリサイクル推進協議会」のサイト「日米欧のリサイクル状況比較」
http://www.petbottle-rec.gr.jp/data/comparison.htmlによると
2016年のリサイクル率は83.6%で欧米と比較すると高さが際立っていますが、
だからとバンバン使っていいかと言うとそんなことはなくて、96、000トンが未利用のまま。
96,000トン。これが全部ポイ捨てされてるとしたら恐ろしいではありませんか。

ということは。

週に数回はペットボトル飲料を買うのではなくマイ水筒で飲み物を持ち歩く、
など個々人の対応が大切だよなとしみじみ思ってしまうわたくしです。

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「4.36 ペットボトルの生産量と回収率の推移」データから作成
指定ペットボトルとは「使用済みPETボトル単独のリサイクルに支障のない内容物を
充填したPETボトル」
のこと。つまり自治体の回収に出せるやつのことです。
油とかが入ってるのは指定ではなくプラスチックゴミになります。



あと、昨日産経新聞にこんなニュースが出てました。

「微小プラ、世界の水道水に 食塩とビールからも検出 米研究グループ」
https://www.sankei.com/life/news/180902/lif1809020030-n1.html
【世界13カ国の水道水のほか欧米やアジア産の食塩、米国産のビールに、
地球規模の汚染が問題になっている微小な「マイクロプラスチック」が
広く含まれていることを、米ミネソタ大などの研究グループが2日までに突き止めた。】

ですってよ。ビールに混ざってんのやだなー。(日本は未調査)

便利で安くて使い捨て容器として惜しげもなく使えるプラスチック容器ですが、
ストロー廃止以外にも個人ができることを考えるべき時代になってきたということでしょう。

マイストロー、マイボトル、レジ袋もらわない運動。そしてなによりも
プラスチックごみのポイ捨てをしないこと。そういう地道な努力をしていかないと
わたくしたちの子ども・孫世代には、水道水にマイクロプラスチックがデフォルトで含まれる時代
ビールにも入ってるよ(ビシイ ってな時代になってしまうかもしれないのです。

がんばりましょう、皆さん。


シンプルでふたに雑菌がついてヤなニオイがしないのが気に入ってます。

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