三菱デリカD2(スズキソリオ)ハイブリッドを買ってみた感想

デリカD2ハイブリッドペールパープル(オバサン色)。最近気づいたのですが、
アウトランダーに乗ってるときは割り込みとか追い越しとかされなかったのに
この車ではしょっちゅうされます。オバサン色&ファミリーカーだからでしょうか(泣)
昨年夏、アウトランダーの車検の際ショールームにデリカD2がちまっとおいてありました。
運転席に乗ってみたらあちこちに小さな収納スペースがあること、
後部ドアがスライドで年寄りに入りやすいこと、けっこう物が積めることなどから、
次に買うならデリカD2がいいなーとぼんやりと思っていたわたくし。
しかしわたくしは、背が高くてでかくてスピードが出て
中央道の坂道をストレスなく走ることができるアウトランダーが大好き。
まるでシャチに乗って海を泳いでいるようななめらかな走りが気に入っていたのですが、
今年の夏、あまりの暑さに頭がボーッとしていたせいか道端でぶつけました。
車両保険をケチっていたため修理費がアホほど高く(泣)なんと
中古車が買えるほどの金額。つーことで、急遽デリカD2ハイブリッドを買ったのです。
教訓1 車両保険は年寄りこそ入るべき
三菱の中古車を検索していたら、試乗車で1400kmしか走ってないものがあり、
グレードの低いマイルドハイブリッドの予算でハイグレードのハイブリッドが買えました。
新車だったらマイルドハイブリッドを買ってたと思うので、
CO2削減が目的ではないことをとりあえず告白しておきます。
アウトランダーの排気量は2200cc。近所のスーパーに買い物に行く的な用途で使うには
そりゃもうムダにでかいし早くても意味ないし、燃費が近所乗りだと6km/Lでしたから、
どんだけCO2出してんだなんちて思っていたことは確かです。
わたくしの最近の行動範囲は年に数回中央・関越・東北道を300~500kmほど走る程度で
基本は半径20km以内をくるくる回る、ですから、小さい車でいいのです。
とくに今後夫婦で年寄りになっていくことを考えると、取り回しの楽な小さめの車、
燃費のいい車にちまっと乗るのがいいのではないか、と思ったのであります。
さて、デリカD2ハイブリッドの公式な燃費は30km程度です。
公式なデータは常に間違っている、というか絶対にそうならないことを
わたくしはアウトランダーで経験しています。
アウトランダーの公式な燃費は16kmくらいだったように記憶していますが
近所乗りで6km、中央道で12km、東北道だと14kmでしたから、
ガソリン食い過ぎだろう! と思っていました。が、好きだったのでいいんです。
つーことでデリカD2ハイブリッドはどうなのか。
ちなみにデリカD2はスズキソリオのOEM車なのでスズキの車と言っていいでしょう。
車体もペラペラだしなんかこうチャチいのですが小さい車だからかでしょうか(泣)
デリカD2は、前方のパネルに常時燃費やらエネルギーの使用状況が表示されるので、
燃費とか走行距離とか時間とかが常時チェックできます。
んで燃費は現時点で11.3km/Lです。
アウトランダーのことを考えると「すげー!」のですが、ハイブリッドとしてどうなのか。
アップダウンが激しく信号が多く渋滞しやすい家の近隣をくるくる走っているせいか、
もともと大した性能ではないのかどうかは不明ですが、
プリウスとかだともう少し走るんじゃないかとか思ったりしています。

アウトランダーはでかくて早いけどこういったちまちましたものはついてなくて、
最近の車にはいろんなものがついてていいなと思う件。
でも後ろに人乗らないからたぶん使わないけどな、と今気づいた件。
教訓2 燃費の公式な数字はアテにならない
てなことは別に良くて、とりあえず快適に走ってくれればいい、
車は道具なのでストレスなく走ればそれでいい、というのがわたくしの自論です。
しかししかし。乗ってみてわかったストレスがありました。
それがトランスミッションのしくみの違いに寄る変速ショックです。
購入前にスズキ・ソリオで検索しまくった際、ミッションについて言及しているブログを
1件だけ見つけましたが、そもそも車に弱いのでなんのことか理解していませんでした。
トランスミッションってなんなんだっていう方は以下の記事をご確認ください。
http://car-moby.jp/66836「MOBY トランスミッションの意味と仕様」
俗にマニュアルとかオートマチックとか呼ばれる、動力をどのように伝えるか
というしくみのことで、オートマチックにもいろいろあるということを、今回初めて知りました。
まずアウトランダーはCVT(無段変速機)というしくみで、ギアチェンジをすることなく
ベルトで駆動力を伝えるそうです。なんのことかよくわかりませんが、とにかく
変速時にいちいちガクンガクンとしたショックがないのが特徴です。
燃費もいいと書いてある記事が多いのですが、そうでもないのではないかと思います。
昨今の国産車はCVTを採用している車が多く、プリウスもCVTを採用しています。
ちなみにデリカD2もスズキソリオもマイルドハイブリッドはCVTです。
しかしデリカD2のハイブリッドはAMT。CVTのようにベルトで変速するのではなく
昔なつかしマニュアル車と同じしくみでギアチェンジされるため、変速ショックがあります。
減速時にはエンジンブレーキがきちんとかかり、加速時にはガクンとしたショックを感じます。
CVTに慣れているものにとってはこれがチョーストレスなのです。
なぜハイブリッドのみにAMTを採用したのか、スズキ。
つーことで、三菱自動車のお客様相談室のメールで質問してみましたところ、
「低燃費と「発進・加速時などにM/T車のようなキビキビとした力強い走り」が
両立できる、5AMTを採用した次第です。」とお返事をいただきました。
「キビキビした走り」がどういうものかイマイチわかりません。
標準走行ではアクセルを踏み込むとそれなりの加速が得られ(変速ショックがキビキビということか)ますが、
ECOモードにするとスタート時に非常にモタついて後ろの人に迷惑になることから、
あの車体を電池のみでキビキビと加速するのがむずかしいのかもしれません。
つまりパワーが足りないってことなのでしょう。
買ってみて初めて知ったミッションのバリエーション。「早く言ってよ!」って感じです。
教訓3 車を買うときは試乗してから
海の中をクロールしていくようななめらかさには全然欠けるデリカD2ハイブリッド。
そのぶん燃費で挽回だ!! という現時点の燃費はフツーのコンパクトカー以下の11.3km。
どうなってんだ!!! って感じです。
しかし日々0.1km伸びており、アクセルの踏み方でよくなることがわかりましたから、
せめて12kmにはしたいと考えています。
あとこういった薄い変な色=オバサン色は他の車にナメられるってことがよくわかりました。
頭に来るけど乗ってるのが実際のオバサンなのでいかんともしがたいでしょう。
デリカD2でもイカツイ顔つきの「カスタム」の黒だとヤンキーの人が乗る車みたいなので
ナメられることはなかったかもな、とも思うけど、時すでに遅し(泣)
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