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豚コレラ発生&野生イノシシ感染が大変とてもおそろしいと思う件

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Byほんたべ

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「豚コレラ イノシシに発生」というニュースを見て、去年食べたサイコーにおいしい
イノシシの焼き肉のことを思い出しました。うまかったなー。
中部地方のハンターの方々は今年は責任重大ですが、がんばってください。


9月9日、岐阜県で豚コレラが発生しました。

消費者にとっては「豚コレラってなあに?」って感じですが、
養豚業界には激震が走ったのではないかと想像しています。

なぜなら日本で豚コレラが発生するのは平成4年(1992年)以来。
養豚業界の方々の努力によりその後の発生は一件もなく、平成19年(2007年)に
国際獣疫事務局(OIE)に豚コレラの清浄国と認定されていました。

清浄国と認定されると海外への豚肉の輸出にメリットがあるのですが、
今回の発生で豚肉の輸出が一時的に停止されています。というか、
正確には豚肉だけでなく、豚肉・イノシシ肉加工品すべてについて輸出が停止されます。

他の養豚場で発生が確認されなかったため終息宣言を出そうとしたところ、
死んだ野生のイノシシから豚コレラウイルスが検出されたため、急転直下、
大変な事件になってしまいました。封じ込めに失敗した理由は初期対応の遅れのようです。

現在はイノシシを介して他の養豚施設の豚に感染が広がらないよう、
養豚場周辺に電気柵を設置するなどの物理的な対策がなされてはいます。
これはイノシシの侵入を防ぐためでしょう。

豚コレラは感染力が強いため、すでに近隣のイノシシに蔓延している可能性もあり、
これをどう収束させるのか。とりいそぎ「死んだイノシシを見つけたら
全頭検査&報告」というおふれが農水省から出されたようです。

さて、豚コレラとはどのような伝染病か。

「豚コレラ」は日本では家畜伝染病予防法において法定伝染病に指定されています。
発生したら即都道府県知事に報告をあげ対策を取らなくてはなりません。
豚コレラは治療ができないため罹患した家畜は主に殺処分になります。

「コレラ」という名がついていますが豚コレラは人獣共通感染症ではないため、
豚コレラに罹患した豚を触ったりその豚肉を食べたりしても人に感染することはありません。
ちなみにヒトに感染するコレラの原因はコレラ「菌」。豚コレラは「ウイルス」です。
豚肉の買い控えなどしないように注意しましょう。

【豚コレラとは
豚コレラウイルスにより起こる豚、いのししの熱性伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴。
感染豚は唾液、涙、糞尿中にウイルスを排泄し、感染豚や汚染物品等との接触等により感染が拡大する。
治療法は無く、 発生した場合の家畜業界への影響が甚大であることから、
家畜伝染病予防法の中で家畜伝染病に指定されている。
世界各国に分布しているが、北米、オーストラリア、スウェーデン等では清浄化を達成している】

http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/csf/index.html(農水省WEBサイトより)

発生した養豚場から他の養豚場に広がっていない=経済的な被害は少ないと言えますが、
野生のイノシシに感染していますから国内のどこまで広がるのか予測は不可能です。
果たして収束させることが可能なのでしょうか。なんちて思います。

中日新聞の9月15日づけのこんな記事を見つけました。

「県猟友会の大野恵章(やすふみ)会長(73)は「死んだイノシシがいたら、
一切触らないで市町村に連絡するように伝えた」と話す。捕獲の際は、
ビニールやゴム手袋を二重に着け、作業後は長靴を消毒するよう要請した。
「臨戦態勢で感染拡大を防ぐよう対応したい」と話した。

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20180915/CK2018091502000022.html

豚コレラに罹患した動物がどのようになるか、具体的な症状はここに詳しく書いてあります。
http://www.naro.affrc.go.jp/niah/swine_fever/explanation/classical_swine_fever/019953.html
(農研機構 動物衛生研究部門 「豚コレラ」)

うずくまったり元気がなくなったりし、便秘・下痢・呼吸障害などを起こした後
運動失調、四肢の激しい痙攣などの後奇声を発したりして死に至る
らしく
急性の豚コレラで発症から10~20日で死亡、慢性では30日ということですから、
11月1日の猟期に入ってからも感染イノシシを捕獲する可能性はあるでしょう。

元気のないイノシシを発見したら要注意です。

豚コレラの感染経路は「感染動物との直接接触、その鼻汁や排せつ物の飛沫(ひまつ)・
付着物との間接接触」です。母親が罹患したらウリ坊は全滅です。

また、岐阜から山を越えてその近隣の県に広がる可能性もありますから、
今年は中部地方ハンターのみなさまはイノシシ猟には注意する必要があるでしょう。
きっと猟友会からも司令が出るに違いありません。

日経の記事によると、今回の豚コレラのウイルスの遺伝子型は従来の日本のものと違うとのこと。
海外の視察の際にウイルスが付着したとか輸入した何かにウイルスがついてたとか、
いろんな理由が考えられますが、それにしても不思議です。

そしてぐったりしたり死んじゃった豚を放置していたという初期対応のまずさについては、
日本では26年間、豚コレラの発症がなかったという理由もありそうです。
豚コレラなんか見たことない人が多くて、対応が遅れたのではって気もします。
昔の感染症の再流行には注意が必要なのです。動物だけでなく、ヒトもです。

ともあれ、今季の狩猟でイノシシを狙っている中部地方のハンターの皆様は
豚コレラ罹患イノシシに気をつけて、これ以上の蔓延を防ぐようにがんばってください。
そしてわたくし、もしかしたら豚コレラでイノシシが激減して駆除の必要がなくなるのかも、
なんちて不謹慎な考えがちらりと頭をよぎったのですが、内緒にしておいてください。


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