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2018年カモ初猟レポートと狩猟3年めの所感

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Byほんたべ

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初日は雨がサラサラと降ってましたが、二日目は晴れ。
朝焼けがとても美しかったです。


11月1日、山形県のカモ解禁に合わせて初猟に行ってきました。
今年で3年めですが、なんだかんだ思うところがありまして、
レポートを書き残しておこうと思います。

11月1日 集合5:30 

前日16:00頃にコーヒーを飲んでしまったせいで3時まで眠れなかった。
わたくしはカフェイン過敏症だが、過敏が亢進していることにこの日気づく。
ようやくウトウトしたところで4時に目覚ましで叩き起こされた。
毎年同じことを繰り返しているのでもうコーヒーを飲むのはやめようと固く心に誓う。

集合場所にはいつものメンバーと新人さんが一人加わり合計13人ほど。
雨が降ってるが雨が降ろうがやりが降ろうが必ず猟はやるとのこと。そういうもんか。

昨日はどこにカモがついてたとかあそこにたくさんいたとかいうあいまい情報を語りつつ、
班長さんから「無事故で!」という厳しい一言ご挨拶をいただき猟場に移動。
日の出を待つ。

6:06 日の出

狩猟は日の出から日の入りまでと鳥獣保護法で定められているので、
気象庁から出ている日の出以前に撃つと違反で免許取り消しになる。
つーことで、日の出まで寒い中じっと待つわたくしとおじさまたち。

去年新しく配布された猟友会ベストが色落ちして使い物にならないとかで再配布になったが、
そう言えば東京の再配布はまだだった。こっちはもうすでに配布されたらしい。

日の出1分前、カルガモが眼の前を3羽低空飛行で飛んで行った。
カモにも「狩猟は日の出から」という法律がわかっているに違いない。
猟の開始とともに数羽のカモをおじさまたちがゲットした。

水面のカモを撃った人がいたが「水面は跳弾に気をつけないと」とおじさま。
水面を撃つ際は川岸や湖畔に人がいないことを確認してから撃たなくてはならない。
テレビドラマでよく金属の鍵を撃って壊すシーンがあるが跳弾は大丈夫なんだろうか。

8:15 朝ごはん

数箇所ある猟場をくるくると車で回っては追い出して撃つ、を繰り返し、
気分的には12時だが朝ごはんである。まだ8時なことに愕然とする。

二時間で捕獲したカモの毛をむしって分配。カモは新人さんとゲスト(わたくし)に
優先的に分配されるが、新人さんはいらないと言った。なぜだろう。
わたくしはカルガモをいただき、おじさまが午後さばいてくれると言う。
この人はさばくのが好きなのらしい。毎回全部内臓を抜いてくださる。

コガモの羽をむしったが、まだ寒くないのか夏毛が生えていた。
羽の芯が抜きづらくて時間がかかる。手が血まみれになったのを見て、
鳥インフルエンザに感染してたら濃厚接触だなーとか思ってグッとくる。

いつも案内してくださる農家のおじさま宅でコンビニサンドイッチと
前日買ったおにぎりを食べた。炭水化物を食べ過ぎておなかいっぱい。

11:00 再度集合

8:15で朝ごはんになるのは、早朝のみ猟に参加という人がいるからだが、
初猟の日は楽しみなので有給取って来てる人が多く、再び全員が集まる。

猟場をくるくる移動しているうちにどんどんカモがいなくなり、
いても水面から飛び立たなくなる。飛ぶと撃たれるとすでに学習したのだろう。
日の出からあちこちで鉄砲の音がポンポンするのだからカモもバカではない。

前年から生き延びてるヤツとかは当然学習してるに違いない、と思ったのは、
自動銃の脱砲時の「シャキーン」という音がして数分後、
目の前をカモが数羽飛んでいく、ということが数度あったからだ。
あの音がすると飛んでも撃たれないと知ってるに違いない。

おじさまたちに言うと「そんなことあるか」と一笑に付された(泣)

14:30ごろ 解散

最後の猟場で撃ったカモがどこに落ちたかであれこれモメて、
「落ちたところをちゃんと見とけ!」とおじさまがじいさまを怒っていたが、
猟犬がうまいこと回収してくれた。去年来てたときはバカっぽいと思ってたが、
かなり訓練を積んだらしく数羽のカモをきちんと回収していた。犬ってスゴいなー。

おじさまがカモをさばいてくれたが、内臓を抜いた後の腹腔部を
田んぼの水でじゃぶじゃぶ洗ってくれたのを見て、ああああああー
今大量に微生物がつきましたよね、と、グッと来る。

気分的には夕方なのにまだ昼過ぎ。ホテルに戻って温泉に入ることにする。
田んぼの微生物が山ほどついてるカモを洗い、ペーパータオルに血を吸わせれば
ドリップに浸からないから臭くならないはずと微生物のことは考えないことにした。
冷蔵庫に保管。16:30から反省会という名の飲み会。

16:30 反省会

猟友会の方が仕出し屋さんをしていて、毎回撃ったカモで鴨汁を作ってくれる。
反省会では毎回あそこでどうだったとかこうだったとかいう話が出る。
酔ってくると「あの人は銃の扱いが危ないから隣で撃ちたくない」みたいな話も出る。

23区の猟友会ではあり得ないと思うが、地域の猟友会では、狩猟の際だけでなく
射撃時のマナーなども評価に加味されるため、嫌がられる人が固定している。
狩猟とかハンターとか、やっぱ地域ぐるみでの仕事なのだなーとしみじみ思った。

ハンターにはいろんな人がいて、カモを撃っても食べない人、撃つのが好きな人、
殺生が嫌いだけど皆で狩猟するのが楽しいから猟期の猟に参加してる人など興味深い。
当たらなくてへーきと言う殺生嫌いな人は「お店で肉売ってるのに自分で取らなくても」
とか言うのだ。いろんな人がいるんだなーと思うわたくし。

ほとんどの人がそもそもは駆除目的で狩猟免許や銃を取得しているようだ。
果樹農家はとくに「サルを撃つから取得した」とか言う人が多かった。
よく言われる「サルって撃てないよねー」みたいな発言は全くないので
あれは地域性なのかしらとか思っちゃったわたくし。

19:30 中締め

さっさと帰って20:30に就寝。ぐっすり眠れた。

11月2日
5:30 集合


楽しげなおじさまたちの顔を見て、実はハンターって健康で長生きするんじゃないか、
なんちてふと思う。しかし喫煙者ばかりなのでそんなことないかと思い直す。
カモはほとんどおらず、おじさまによると「すでにハンター注意の回覧板が回った」
とのことで、8時になる前に解散。

これからは毎日早朝に猟をしてそれから仕事に行くんだろうなー。しかし、
お互いをちゃん付けで呼び、何十年もいっしょに猟をしてる信頼関係とか
それぞれが違う仕事してるのに強烈な仲間意識で結びついてる不思議。

一般的にコミュニティとは職業や地域ごとが多いが、ハンターの場合は、
地域の猟友会のなかにもいっしょに猟をするもう一つのコミュニティがある。
メンバーの中にもカモを撃つとき、キジを撃つとき、猪の巻狩り、ヤマドリ撃ちなど
それぞれにいっしょに行く人がいる。なんか小学生のグループみたいだが、
「駆除」の要請が来たら皆でいっしょに仕事をする。

その義務があってこその地域のハンターだろう。

東京で狩猟免許を取得して、しかしどこにも所属できず、
ペーパーハンターになってしまうのは「共通の仕事」がないからだ。
狩猟は趣味だとか、肉を食べるのが楽しみでやるって人も多いと思うが、
わたくしも最初は「肉の自給自足」とか考えていた。でもそれだけだとなんか
おじさまたちを見てたらなんか、中身がなくてつまらない気がしてきた。

だからなんなんだって話じゃまだないんですが、いろいろ考えたいと思います。
狩猟レポートでした。まる。

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