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大地を守る会は宗教か? というギモンについて考えてみた

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Byほんたべ

サラダ
最近イカとかエビとかが急に好きになったんですが、タウリンが足りないのかしら。
あと、サラダはレタスよりもエンダイブの方がおいしい気がするけど、
近所のスーパーに売ってないので困ります。大地の誰か、作ってくれないかなー。



先日とある飲み会で、わたくしが大地を守る会について熱く語っていたら、
とある方に「それは宗教のようなものですね」と指摘されました。

「ええええええー、大地を守る会は宗教ではありませんよ!」とお返事したところ、
「それほどまでに信じているというのは宗教と同じですよ」とさらに指摘されましたが、
すでに酔っ払っていたわたくしは、うまいこと反論できませんでした。

なぜ宗教と同じなのかと数ヶ月間考えて、このたび結論が出ましたのでご報告いたします。

さて、大地を守る会の宅配のキャッチコピーは「安心&おいしい」であります。
なぜ安全ではなく「安心」なのか。

「安全」とは新明解国語辞典によりますと「身体に危険を及ぼさないこと」です。
日本で販売されているすべての食品は法律に準じた製法で作られたり
衛生管理されたり販売されたりしていますから「安全」と言えます。

んでは「危険」とはどういうものでしょう。

食べたら危険とかよく言われますが、危険な食品とは直接的に身体に被害が及ぶものです。
具体例としては素人がさばいたフグとか素人が取った野生のきのことかが危険です。
毒に当たれば死に至りますから、こういうものは売られていません。

したがって、お店で売ってるものは基本的に「安全」なのです。

しかし、この安全が信じられない=安心できないと言う人たちがいます。
安心は人の心持ちのことです。わたくしの場合は安心=信頼ですが、人それぞれ違うと思います。
安心できない人々が安心するために必要なのは「安心できる理由」です。

大地を守る会は「安心できるためのさまざまな素材」を提示していました。

わたくしはその「安心の素材」を構築していく過程を社員として見つめ、
構築する作業に直接関わることも多々ありましたから、
大地を守る会の食材は安心して食べられる、つまり、信頼できると考えています。
今はどうか知りませんが、わたくしが在籍していたころはそうでした。
その安心の素材とは、以下のようなものでした。

1.加工品・青果物・畜産物・水産物それぞれに基準を持っている
2.青果物の場合、作付け契約を取り交わした生産者のもののみを扱っている
3.作付け前に栽培計画書を提出してもらい、出荷前に栽培履歴を提出してもらっている
履歴が提出されないものは取り扱わない。
4.内部に分析機関を持ち、残留農薬や放射能の数値を定期的に調査している
5.産地担当が年に最低1回は産地を周り、畑や栽培状況を確認している。
6.一部のスタッフは農家に生産のアドバイスができるほどのスキルを持っている

今や過去の話になっているような気もしますが、とりあえず当時はそうでした。
産地に行って飲んだくれては関係性を構築する、などというベタな手法が生きており、
産地担当にとって、生産者は親戚かお友だちのような感覚でしたから、
彼らの作物がうまくできてきちんと売れることを我がことのように考えて働いていました。

他団体の基準が変わって果樹農家の特効薬がひとつ減って頭にきたとかいう話をしたら、
「生産者が怒るならわかるけど、なぜあなたが怒るの?」と聞かれ、フツーはそうじゃないのか!
とちょびっとビックリしたので、わたくしたちは変だったのかもしれません。

ともあれ、そのような経験から大地を守る会の取り扱う食品は安心できると考えています。
なんつー話をしていたら、大きなギモンを提示されたわけです。

売られている全ての食材は安全という前提で考えたとき、
なぜ大地のものだけがことさらに安全だと思えるのか?


ううううううう、こまったー。信頼しているから、としか答えられないわたくし。
信頼の理由は、作ってる人を知ってるとか、どんな基準だかよく知ってるとか
そういう「ぼんやり」としたものでしかありません。
このぼんやりした形のないものがつまり「宗教」あるいは「信仰」と同じと指摘されたのです。

大地を守る会の食品は安心、あるいは安全である、という根拠はぼんやりとした形のないもの。
しかしこの形のないものを社員も生産者も消費者も信じています。

そう言えばこれ『サピエンス全史』で読んだなー。とわたくしは思いました。
「ホモ・サピエンス」にしか持てない、これがあるからこそ進化した「信じる力」
と言うか、実体がないものをあると考え、それを前提に社会を構築する能力。

トヨタやヴィトンがブランドでだれもがその品質を疑わないように(トヨタはもう違うかな?)
大地を守る会の「安心」という品質を大地で商品を買う人たちは疑っていないのです。
それは元社員であるわたくしも同じなのでした。

てなことを総合的に判断すると、大地を守る会は宗教と言えるかもしれません。
わたくしは大地を守る会教の信者なのでした。
同様に、ヴィトンを買う人はヴィトン教、アップルのコンピューターが好きな人は
りんご教、トヨタの車しか買わない人はトヨタ教に入信しているということでしょう。

ってことで、10月から考えていた結果、大地宗教問題に決着がついて良かったです。
ビミョーに屁理屈かもしれませんが、そのあたりはご容赦くださいませ。

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