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区民農園が一昔前の慣行栽培的畑になってる気がする件

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Byほんたべ

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昨年セミドライミニトマトを作ったら冬の間中重宝したので、今年はミニトマトを
3本も定植しました。セミドライミニトマトをバンバカつくる予定です。


ほんたべ農園(第5期)が稼働して3ヶ月。

新たな微生物資材とモミガラ、米ぬかと窒素分(硫安)を投入して一ヶ月。
果菜類の定植が終わり、それぞれがほそぼそと生育を始めました。

定植後すぐ、トマトや一部ナスが窒素飢餓的な色合いになってきて焦ったわたくしは、
とりいそぎ、化成肥料を少量投入しました。

定植時に有機肥料「銀の有機」(有機なのに窒素成分が8%とすげー高い)
を投入していたのですが、どうも効いていない、というか吸収していない感じです。
根っこがそこまで伸びてないのか、微生物資材と同時に投入した米ぬかの障害か。
ともあれ、もしかしたら微生物相が圧倒的に貧弱なのかもしれない、なんちて考えました。

わたくしが借りている区民農園では「残さの投入は禁止」というお達しが出ています。

トマトや里芋の茎など、それまで一部の人々は畑にそのまますき込んでいましたが、
おそらく、契約終了後にトラクターで耕うんする際、その残さがトラクターに引っかかり
余計な手間がかかることから全面的に禁止になったのだろうと推測しています。

契約は3月から翌々年の1月までの一年11ヶ月。
残さを入れても微生物が問題なく分解してくれるため、わたくしは、
一年半くらいはトマトの茎やナスの残りなど、全て土中にすき込んでいます。
12月に片付けるとき、さすがに一ヶ月では分解されないので持ち帰りますが、
真面目なその他の方々は、どの季節も残さをすべて畑の外に持ち出しているのです。

師匠・西出隆一さんは「せっかくの有機質なんだから残さは全部入れてしまえ」と
よくおっしゃっていました。わたくしはその教えをいまだに忠実に守っています。

残さなんて畑のすみっこに寄せといて、土の上に置いとくだけで分解するのに
持ち出すなんてもったいない。なんちて思いつつお達しを完全に無視しているわたくしは
新しい職場の同僚にも最近「自由だよねー」などと言われ恐縮していますが、
一年半ぐらいはすぐに分解されるんだから入れちゃえばいいのです。

なぜなら、農業には微生物が必要だからです。

微生物は作物の食味を良くしてくれ、作物と土の健康を保ってくれます。
せっかくの残さを入れないでどうする!!! もったいないじゃないか!!! 
なんて大声で言うと「んじゃ畑返して」とかで取り上げられるかもしれないので、
こっそりと残さをすき込み続けている気弱なわたくしですが、最近あることに気づきました。

区民農園は現時点で「有機質がほぼ投入されない土」という
昨今では非常に珍しい状態になっているのではないか、と。

わたくしが今回借りた区画は、前回、非常に真面目で几帳面なおじさまが借りていました。
残さはすべて持ち出し、表面にはマルチをぴっちりとはり、肥料はすべて化成肥料。
有機物を土中に還元しているのを見たことがありませんでした。

最初に耕したとき、土がとても硬く締まった感じになっていて驚いたのですが、
有機農業の本を読んだり、有機農家の話を聞いたりしていたときによく聞いた
「土が締まった感じ」とはこれのことかも!!! と実感したわたくしは、最近になって
有機質肥料がうまく効かないのは微生物相が貧弱なせいかもと思い当たったのです。

有機質肥料は一度微生物に分解されてから植物に吸収されますが、
そもそも微生物があまりいなければ分解が遅くなり、効きが遅くなります。
有機質肥料が効かせたい時に効きづらい=遅効性なのはこのせいなのですが、
微生物が豊富な畑ではとくに問題なくうまいこと効いてくれます。

またそもそも吸収されやすい形になっているぼかし肥を与えるといいのでしょうが、
元肥はともかく追肥でぼかしを与えてもどうもうまいこと効きません。

やり方のまずさもあるでしょうが、実は数年前まではうまく効いていました。
当時は区民農園になってまだ3年めだったため、微生物バランスも
ある程度取れていたのではないか、と今になって思うのです。

今出ている不具合は、土中の微生物相が貧弱だからではないか。
この不具合はもしかして、数十年前、慣行栽培の畑を借りて有機農業にチャレンジした
有機農業の先駆者の人々も体験したような不具合なのではないか!!!! 
なんちてわたくしは想像しました(規模が違うって)。

先人たちの苦労を忍びつつ、でもそんなに「こうあるべき!!」的思想はないため、
化成肥料をうまいこと使って今後はひたすら有機質を土に戻していこうと思います。

一年11ヶ月後(契約終了時)には無駄な努力で終わるというのがいかんともしがたいのですが、
とりあえず、半年もすれば少しは状況が変わるのではないかと期待しています。

つーことで、山梨県からワラをもらってきて、表面にびっしりと敷き詰めました。
ワラは土に接している部分から分解され、土を柔らかくしてくれることに加え、
枯草菌がいっぱいついてるので病気の予防にもなるのではないかと信じています。

しかし契約終了後二ヶ月ほど畑を休ませる期間があるんだから、その間、
堆肥でも入れて土を育てておいてくれればいいのにな、なんちて思いますが、
お役所なのでそういうことはできないのでしょう。残念なことであります。

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