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こぼれダネで勝手に生えてきた落花生一株から681g収穫して考えたこと

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Byほんたべ

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丸々と太った自家製落花生を食べる日が来ようとは。
昨年の畑の栽培者(おじさま)に感謝であります。



5月、ほんたべ農園のオクラの畝に、まいた覚えのない作物が芽を出しました。
かわゆいひらひらとしたまるっこい葉が展開しています。落花生です。

おそらく昨年栽培されたものが地面に残ってたのでしょう。
「おお、これは神様からの贈り物に違いない」とわたくしは思いました(おおげさか)。

落花生は一度も栽培したことがない、というか眼中になかったわたくし。
夏野菜で優先すべきは果菜類、ツルムラサキ、オクラなどの栄養価の高いものです。
周りの方々が落花生を栽培しているのを見ては「場所取るし収穫がめんどくさそう」
なんちて思っていました。

なにしろ落花生は花が地面にめり込んで土の中に実をつけるミョーな作物です。
じめじめした土の中でじっとりと生育するなど明るさのカケラもない気がします。
さらに、落花生には「アフラトキシン」という発がん性の高いカビ毒が発生することがあります。
そんな危険物を栽培するなど、ご近所さんたちの気が知れません。

とか言いつつ、生落花生は大好きなので「食べたくなったら買う」派です。
てな理由から「勝手に大きくなるがいい」と放置することにしました。

さて、こぼれダネから出てくる作物は、どんなものもおおむね元気が良く、
病気や虫にやられることが非常に少ない、という特徴があります。

落花生が芽を出した畝は、モミガラと微生物資材を入れて一ヶ月たったところ。
チッソ飢餓が起きているらしく、オクラの発芽率はかなり悪くわたくしは凹んでいました。
しかし落花生は何の問題もなく粛々と葉を展開させ、元気いっぱいです。

さらに、彼が発芽したところは畝と言うより通路部分でした。
踏み固めてかたーくなってるはずなのですが、地面の硬さなど全く意に介さない、
てな感じでどんどん大きくなっていきます。

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6月2日の状態。畝の通路の境界あたりに粛々と芽を出しておりました。
こんな小さなものから最終的に681gも落花生が収穫できるとは、タネって、
おひさまと雨と土の力って、ほんとに不思議です。


梅雨に入る頃には繁茂したツルムラサキの上にやたらと葉を広げ、
敷き詰めてあるワラの間に黄色い花が時折見えるようになりました。

暑いさなかも水やりなどのめんどうはほとんど見ませんでしたが、
気がつくとなんだかえらく大きな株に育っていました。

そこでわたくしは気づきました。
作ったことがないから、落花生をいつ収穫するのかちっともわかりません。
大地を守る会の宅配で生落花生の注文が始まったので、千葉では9月下旬収穫なのでしょう。

んで、世田谷区ではいつ?

などと逡巡していたのですが、秋冬作の種をまくにあたり、落花生が急に邪魔になりました。
キミ、邪魔だからそうそうに立ち退いてね、つーことで収穫しました。
茎を引き抜くと、なんかしらん丸々と太った落花生が大量にくっついています。

「ひ、一株からこんなに採れるの?」驚愕するわたくし。

収穫時には泥だらけで土を落とすのがめんどくさいに違いない! と思っていたのですが、
意外と土はついておらず、さらっと振っただけで美しい生落花生に変身です。

虫か何かに食われたやつもありましたが、それは全部畑に放置です。
来年ここから芽が出るといいなーなどという欲がぴゅっとほとばしりました。
3分の1くらいは充実していない子ども落花生ですが、量ったら681gありました。

なんてスゴいんだ、落花生!!!!!

ヒト的立場から言うと勝手に生えてきた落花生から681g収穫! チョーお得!!ですが、
落花生的立場では、自分一人で681gの次世代を残した、と言えます。
(厳密に言うと全部食われたので残してはいませんが)

タネとは、植物とは、なんと豊かで強く、そしてか弱い存在なのでしょう。
タネはすごい力を持っているのだとわたくしはしみじみ感動しました。

ひたすらに芽を出し、ただ生育し、葉を展開させ、花をつけ、交配し、
大量の子孫(タネ)をつくるのは、たった一粒のタネなのです。

そのタネの、F1がダメとか在来種がどうとか固定種がいいとか自家採種がどうとかと優劣をつけ、
なにかすばらしい選択した気でいる「ヒト」とはいったいどういう存在なのか。

なんかこう、いつかバチがあたるかもなとか思いつつ、生落花生を食べました。
来年もどこかから、あのまるっこいひらひらした葉っぱが出てくることを願っています。

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