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「マスクでウイルスは防げるか」調べてみました

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Byほんたべ

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最近黒やグレーのカッチョイイマスクをしてる人が増えてきましたが、性能的にどうなの? 
風がスースー通り抜けるけど。で、これはサージカルマスク。


先日インフルエンザにかかってしまいましたわたくしですが、
インフルエンザよりも新型コロナウイルスで世の中が沸き立っており、
ウイルスの封じ込めがいかに難しいかを実感している次第です。

『コンテイジョン』という映画を見ると、今回の新型コロナウイルスが、
毒性の強いウイルスでなくてほんとに良かったな!! としみじみ思ってしまうわたくし。

ということで、ウイルスはマスクを通り抜けるから効果はないと言われているが、
そういえばウイルスの大きさってどれぐらいなのかな? と思ったので調べてみた。

単位は全てマイクロメートル(昔で言うところのミクロン)
1マイクロメートル=0.001ミリメートル

・細菌の大きさ

結核菌   (幅)0.3~0.6 (長さ)0.5~0.4
赤痢菌   (幅)0.4~0.6 (長さ)1~3
大腸菌   (幅)0.5    (長さ)1~3
ブドウ球菌 (幅)0.8    (長さ)1
(「細菌の構造と大きさ・神奈川県衛生研究所サイトより)

・ウイルスの大きさ
インフルエンザウイルス  0.08~0.12
SARSウイルス       0.12~0.16
ウイルス飛沫        0.12~0.16
(中外工機株式会社サイトより)
※通常ウイルスはナノメートル(nm)で表示されるらしいが
サイトの単位がマイクロメートルだったのでそのままにしました。

ちなみに花粉3~5、ハウスダスト10~100、たばこの煙1、
くしゃみ、咳による飛沫の大きさ5、アスベスト0.02~0.35である。

ナントカメートルと言われても全然ピンとこないが
ピンとくる大きさのものがあった。PM2.5である。

微小粒子状物質(PM2.5)とは、大気中に浮遊する小さな粒子のうち、
粒子の大きさが2.5マイクロメートル以下の非常に小さな粒子のことです。
その成分には、炭素成分、硝酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩のほか、ケイ素、
ナトリウム、アルミニウムなどの無機元素などが含まれます。】
厚生労働省「微小粒子状物質(PM2.5)に関するよくある質問(Q & A)」
https://www.env.go.jp/air/osen/pm/info/attach/faq.pdf

では市販のマスクでウイルスや菌は防止できるのだろうか。
調べてみるとちゃんとフィルタの性能を表す目安が設定してあった。

・細菌濾過率(%)【BFE】
細菌を含む、平均約3マイクロメートルの粒子が濾過された率を示します。
・微粒子濾過率(%)【PFE】
平均約0.1マイクロメートルの微粒子が濾過された率を示します。
(「Medical SARAYA」サラヤ株式会社の医療従事者向けサイトより
http://med.saraya.com/ppe/kikakukijun/mask.html

実はマスクにもいろいろと種類があり、一般的なマスクは「フェイスマスク」
BFE・PFEのような高い性能を持ったマスクは「サージカル(医療用)マスク」
と呼ばれている。

ホームセンターで一箱100枚入り1,000円で売ってるのはフェイスマスクで
花粉やホコリは遮断できるがウイルスや細菌は防止できない。
また、BFEもPFEもフィルター素材の性能の目安のため=マスクの性能ではない。

ウイルスの侵入やPM2.5を完璧に防ぐためにはさらに高性能のマスクが必要だ。
それが「N95」マスクである。

3Mのお客様相談室に質問してみたところ、N95マスクとは
「油分を含まない粒子(0.055-0.095マイクロメートル)を95%以上捕集できる」もので
日本でこれと同等の規格はDS2(防じんマスク)である。

N95は規格なので=マスクの性能なのだった。
「より完璧なマスク」を目指したい場合はN95がオススメだが、
すげカッコ悪いのよね。まあカッコ関係ないかもしれないけど。

つーことで、マスクの用途を簡単にまとめると以下のようになる。

フェイスマスク=花粉、ハウスダスト、土ぼこりなどを防ぐ
サージカルマスク=上記及び自らのくしゃみ、咳などに伴う飛沫の飛散防止
N95=一部のウイルス、細菌の予防

つまり、インフルエンザ流行時にサージカルマスクを着用するのは、
「人からの感染を防ぐ」のではなく「自分が人に感染させるのを防ぐ」
ことにあるため、予防目的のマスク着用はムダ。と言えるのだった。

電車で他人の咳やくしゃみの飛沫を吸い込みたくない人は着用してもいいが、
人の呼吸に伴って浮遊するウイルスはN95マスクでないと防げないので、
なんというかこれは気休めって感じだがまあいいか。

というか、東京で満員電車に乗る場合、風邪で咳き込む可能性がある人は、
マスクをしたほうがいいかもしれない。冷たい目で見られちゃうからね。

ところで医療従事者も冬になるとサージカルマスクを着用するが、
このような自らの飛沫飛散防止目的以外にもうひとつあるらしい。

以下はお医者さんに聞いた興味深い話。

「人は一日にいろいろなものに触り、その手で自分の顔を触ります。
その際に、鼻や口、目からウイルスや菌が侵入する可能性があります。
マスクをしていれば顔を触らずにすみますよね。もちろん結核などの
感染症の現場では息苦しくなる特別なマスクをしなくてはなりませんが」

マスクが自分の顔を触ることを防ぐ。これはとてもいいかもしれない。
前述のパンデミックのスタートから終息までを描いた『コンテイジョン』
(スティーブン・ソダーバーグ監督)を見たらますますいいと思える。

この映画を見ると手を洗いたくなり吊り革もドアノブも触りたくなくなるが、
気休めのマスクよりも手洗いのほうが大切ってこともよくわかるのだった。

さて、感染症対策としてのマスクの備蓄は厚生労働省からも指令が出ているが、
首都直下地震の恐れがあるわたくしを含む関東近県にお住まいの方々は
緊急避難袋にサージカルマスク30枚に追加して、N95マスクも30枚ほど
入れておいてもいいかもしれないと思った次第です。

Amazonで買おっかな。ちょっと高いけど。

あ、ちなみにアスベストはほんとにきちんとしたマスクでないと予防できません。
お気をつけください。


個人、家庭及び地域における 新型インフルエンザ対策ガイドライン
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/09-12.pdf

以下のサイトを参考にさせていただきました。
3M間違いだらけのマスクの知識
http://www.mmm.co.jp/ohesd/story/mask1.html
東邦精機株式会社 浮遊粒子「ほこり」
http://www.toho-seiki.com/info04_a.htm

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